看護師さんのための退職後の健康保険

病院を辞める時には「健康保険被保険者証」を返却することが必要です。
ですが、休職中も健康保険が必要です。
休職中の健康保険は、条件を満たせば自分で選択ができます。
万が一の時に給付や手当がもらえるように、きちんと手続きしましょう。

そして、退職後、どの健康保険に加入するかは、早めに決めておくことが大切です。
原則として、退職の翌日から20日をすぎると手続きができないなど、健康保険の任意継続のように制度があることもあります。
ですが、それぞれの健康保険には加入の条件があるので、自分で自由に選択することが可能なわけではありませんし、
どの健康保険に加入するかは、支払う保険料の比較も必要です。

退職後の健康保険の扱い

病院を退職したり転職したりする時は、今まで加入していた健康保険の被保険者ではなくなります。
ですから、新たな健康保険へ加入することが必要になり、加入すれば、新たな健康保険の被保険者になります。

病院を退職後、すぐに再就職をして、新たな病院ですぐに健康保険に加入すれば今までと同じ給付が受けられますが、
求職する場合などには「健康保険の選択」をし、手続きしなければなりません。

健康保険の選択

① 任意継続被保険者として現在の健康保険を引き継ぐ。⇒任意継続について
② 一般被保険者として国民健康保険に加入する。⇒退職後、国民健康保険に変更する場合
③ 家族の被保険者(家族が属する健康保険等)の被扶養者になる。⇒健康保険の被扶養者になる方法
④ 退職者医療被保険者として国民健康保険の「退職者医療制度」に加入する。
⑤ 健康保険の「特例退職者医療制度」に加入する。⇒特例退職者医療制度

退職をしたら、①~⑤の健康保険の選択をします。
条件を満たせば、自分で選択することができますが、選択肢は、その人の年齢によって変わってきます。

例えば、退職をしたけれど、次の就職が見つからない場合には、
A.60歳未満、B.60歳以上75歳未満と、その人の年齢に応じて選択肢があります。

A. 60歳未満で退職した場合
60歳未満で退職した場合、今まで加入していた健康保険での「任意継続被保険者」になるか、
国民健康保険の「一般被保険者」になるか、どちらかを選択します。
B. 60歳以上75歳未満で対処した場合
60歳以上75歳未満で退職した場合には、老齢厚生年金の受給資格の有無によって選択肢が変わります。
老齢厚生年金の受給資格がない場合は、
今まで加入していた健康保険の「任意継続被保険者」になるか、
国民健康保険の「一般被保険者」になるか、どちらかを選択します。

老齢厚生年金の受給資格がある場合は、
今まで加入していた健康保険の「任意継続被保険者」になるか、
国民健康保険の「退職者医療制度(65歳未満の人)」になるか、どちらかを選択します。
65歳以上の人は、国民健康保険の一般被保険者になります。

また、加入している健康保険組合によっては、75歳未満の人の場合、
独自の特例退職者医療制度に加入できることもあります。

退職後の健康保険選び

退職後の健康保険選びは、まず保険料を比較することからはじめましょう。
病院を退職してすぐに再就職しない場合や、休職中の健康保険は、
選択肢がいくつかあり、条件にあるものから選ぶことが出来ます。

結婚準備や勉学のために退職する場合
60歳未満が病院を退職した場合で、すぐに再就職をしない場合には、
今まで勤めていた病院の健康保険の「任意継続被保険者」か、
国民健康保険の「一般被保険者」のどちらかを選びます。

どちらを選ぶのかは、支払う保険料を比べて決めますが、
任意継続を選ぶ場合は、今まで病院と折半していた保険料をすべて自分で支払うことになりますから、
単純に考えて、今までの2倍の保険料を払うことになります。
ですが、保険料計算時の標準報酬月額は、
加入していた健康保険の全被保険者の標準報酬月額の平均値と
退職時の本人の標準報酬月額のうち、低いほうの額になります。

国民健康保険を選ぶ場合は、保険料は市区町村によって異なります。
保険料の上限額は年額65万円、国民健康保険の保険料は前年の所得に応じて決定されます。
退職して所得が激減した場合は、その翌年からの保険料は安くなる可能性があります。

このようなことから、どちらを選べば得か?というと人にもよりますが、
保険料が二年間固定される任意継続よりも、
国民健康保険を選択したほうが有利であることが多いです。

*年収が130万円未満、60歳以上または障害厚生年金・障害基礎年金の受給者は180万円未満で、
 配偶者や親の被扶養者として同居する場合は、扶養者の健康保険に入ることができます。
扶養家族がいる場合で、40歳代で失業した場合
扶養家族がいる場合で、40歳代で病院を失業した場合ですが、
すぐに転職先が見つかり転職する場合は、転職先の健康保険に加入します。
すぐに転職先が見つからないなど就職をしない場合は、
健康保険の「任意継続被保険者」或いは、国民健康保険の「一般被保険者」のどちらかを選択します。

どちらが得かというと、人によりますが、任意継続のほうが安くなる場合が多いです。
60歳以上の人が定年退職した場合
老齢厚生年金の受給資格がない人は、
健康保険の「任意継続被保険者」或いは、国民健康保険の「一般被保険者」のどちらかを選択します。

老齢厚生年金の受給資格がある人は、一般的に健康保険の「任意継続被保険者」か、
或いは、国民健康保険の「退職者医療制度」のどちらかを選択します。
退職者医療制度は、65歳になるまでで、平成26年で廃止になります。

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